元気な種が大事です。
こんにちは、岡山県津山市の米農家、米井ファームです。
今日はお米作りにおける種。そう種籾というものの準備を進めています。
種籾というのが、コレ。
そうお米です。稲の種はお米です。
一応、農協さんから購入した種籾は、見た目は同じでもきちんと検査を受けたものです。
出荷する際にも、自分が植えている品種が何の品種かということはハッキリさせないといけません。
そのためには、農協さんなどから検査を受けた種籾を購入し明確にしておく必要があるのです。
次にこの種籾の中から元気な種籾を選別するという工程があります。
さて、その選別の方法は・・
大きなタライに水を入れて。
食塩をタライのドババババーっと入れます。
まぜまぜまぜとよーく塩を水に溶かします。
しばらく混ぜてしっかり塩が溶けたら、今度は比重計で塩水の比重を計測です。
塩の溶け具合で、この比重計がどんどん浮き上がってきます。
決められただけ塩を溶かしたら、この塩水の中に先ほどの種籾をドバッと投入!
そうすると、栄養が詰まっていない未熟な種籾は浮き上がってしまいます。
浮いた種籾を網で掬えば、元気な種籾だけ選別することができるという方法です。
塩で選別するので、この方法を塩水選(えんすいせん)って呼ばれます。
前に浮き上がった種籾と沈んた種籾で稲の育ち方を比べたことがありますが、一目瞭然で沈んだ種籾の方が元気な苗が出来ました。手間な作業だけど、大事なことですね。
選別が終わったらネットに小分けに入れ乾燥させ、次の工程へ進みます。
続きはまた後日!