28年産の米づくりスタート
こんにちは、米井ファームです。
27年産のお米の収穫も終わりホッと一息。といきたいところですが、実はすぐさま来年の米づくりに向けた作業が待っています。
まずは、稲を刈り取った後の田んぼにコンバインでばらばらにされた藁を腐らせるために、藁を分解してくれるバクテリアと藁の分解に必要な窒素分を補うため、肥料を散布しています。
アキちゃんが手でクルクル回して散布する手動式の散布マシンで撒いています。
大きな農家さんは大抵広大な面積を手で撒くわけにいかないのでトラクターで撒く機械を持っていたりするんですが、うちの場合はそんなものないので手作業です。
田んぼの中を歩き回るだけでも結構大変。
藁が腐らないと来年の田植え時期に藁が浮いて稲の邪魔をしたりするので、早めの対応ということで秋から頑張っておきます。
昔は田んぼで藁を焼いたりしている農家さんもたくさんいましたが、藁が腐って有機質の肥料にもなるため、最近は少なくなってきました。
米井ファームでもできるだけ腐らせようと頑張っています。
田んぼの端の方の様子が何か変。
何者かに掘られて穴があいています。
もぐら?
違います。
これはイノシシの仕業です。山から田んぼに下りてきてミミズを掘って食べたりしている形跡のようです。今まではこのあたりもイノシシの被害は出ていなかったのですが、今年から田んぼにやってきて穴を掘ったり、歩き回っている形跡がちらほらありました。
来年からは電気柵で田んぼの周りを囲んで守るしかないのかなぁ・・・と思っています。
山ももうちょっと下草がキレイになったりすると被害も少なくなるような気もします。山もキレイになっていると気持ちいいんですけどね。
鳥獣害はどこの田舎でも問題になっています。農家は生活に直結するため真剣ですけど、それ以外の非農家の人ももっと一緒に田舎の景観とかについて考えていきたいですね。
だってせっかく自然豊かなとこ住んでるんだし、景観いいほうがいいじゃない?
電気柵ばっかりの田舎ってなんだか嫌だなぁって思ってしまいます。